モーリシャス、座礁船を海に沈めて処分へ 環境保護団体は反対

[ナイロビ 19日 ロイター] – インド洋のモーリシャス沖で貨物船「わかしお」が座礁し、大量の重油が流出した事故で、モーリシャス当局は19日、「わかしお」の船体に穴を開けて沈める方針を発表した。

モーリシャス当局は声明で、フランスの専門家らの助言を受け、これ以上の環境汚染と海上ルートの妨害を回避するためこの措置を決定したとした。期日は未定。

一方、国際的な環境保護団体の「グリーンピース」は、船を沈めることで大量の毒性重金属が流出し、さらに環境汚染を引き起こすなどとして反対している。

「わかしお」は7月25日に座礁し、8月6日に燃料タンクから重油1000トン超が流出。モーリシャスは環境非常事態を宣言している。

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