ベラルーシ当局、反政権派2人逮捕 ノーベル文学賞作家を事情聴取

[ミンスク/モスクワ 24日 ロイター] – 大規模な反政権デモが続いている旧ソ連のベラルーシで、当局は24日、反政権派が政権移行に向け設立した「調整評議会」の主要メンバー2人を逮捕するとともに、調整評議会のメンバーであるノーベル文学賞作家、スベトラーナ・アレクシエービッチ氏を事情聴取した。

ベラルーシ政府は、同評議会の設立は権力掌握に向けた違法な試みとし、刑事捜査に着手。調整評議会の広報担当者よると、アレクシエービッチ氏は調整評議会による刑事事件に関連して事情聴取に呼ばれた。

こうした中、ロシアのプーチン大統領はベラルーシのルカシェンコ大統領と電話会談を行い、ベラルーシ情勢などについて協議した。

大規模な反政権デモが続く中、複数の銀行筋はロイターに対し、国内でベラルーシルーブルを売る動きが加速し、多くの銀行で外貨が枯渇していると指摘。両替所ではほぼ常に行列が見られている。

ベラルーシ中央銀行の理事会メンバー、ドミートリー・ムーリン氏はロイターに対し、いかなる外貨不足も「テクニカル」なもので、銀行の外貨流動性問題は発生していないと指摘。ただバンク・オブ・アメリカ・グローバル・リサーチのEMEAクロスアセット戦略部門責任者、デビッド・ハウナー氏は「外貨が著しく不足しているのは明らかだ。ベラルーシには、こうした混乱が長期化する事態に対する備えはあまりなかった」と述べた。

この日の外国為替市場でベラルーシルーブルは対ドルと対ユーロ<EURBYN=><BYN=>で約1%下落。対ユーロでは過去最安値を更新した。

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