日米首脳が電話会談、同盟強化の方針変わらずと安倍首相

[東京 31日 ロイター] – 安倍晋三首相は31日午前、トランプ米大統領と電話会談した。持病の潰瘍性大腸炎の再発が確認され、任期途中で辞任することを直接伝え、トランプ大統領は「最も親しい友人」である安倍首相の辞任は「寂しい」と話したという。

日米電話会談後、西村明宏官房副長官は、安倍首相がトランプ大統領に対し、辞任後も日米同盟を強化する方針は変わらないと説明したと明らかにした。コロナワクチンの開発協力でも両首脳が一致したという。

ホワイトハウスのディア報道官によると、トランプ大統領は安倍首相との電話会談の中で、安倍氏は日本の歴代首相の中で最高だと伝えた。トランプ氏は安倍首相が素晴らしい仕事をしたと称賛し、米日関係はこれまでにないほど強固だと述べた。

(竹中清 青山敦子 編集:田中志保)

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