米軍の駆逐艦、台湾海峡を通過 2週間で2度目

[台北 31日 ロイター] – 台湾の国防部(国防省)は31日、米海軍の駆逐艦が台湾海峡を北から南に通過したと発表した。米中関係の緊張が高まる中、過去2週間で2度目の台湾海峡通過となった。

米海軍は、アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦「ハルゼー」が、国際法に基づいて30日に「定期的な台湾海峡の通過」を実施したと表明。

第7艦隊のモムセン報道官は「今回の台湾海峡の通過は、自由で開かれたインド太平洋に対する米国のコミットメントを示している。米海軍は今後も、国際法で許される限り、どのような場所でも飛行、航行、作戦行動を行う」と述べた。

台湾国防部によると、駆逐艦は引き続き南に向けて航行している。

国防部は「通常の任務」であり、状況は「正常」だと表明。詳細を明らかにしなかった。

米軍のミサイル駆逐艦「マスティン」は今月18日に台湾海峡を通過。中国人民解放軍は「極めて危険」な動きと批判していた。

人民解放軍と米軍は、台湾周辺や南シナ海で軍事活動を強化しており、台湾の蔡英文総統は先週、偶発的な衝突のリスクが高まっていると表明した。

*内容を追加しました。

関連記事
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。
5月14日、バイデン政権はトランプ前大統領の元顧問スティーブ・バノン氏に対する実刑判決の執行を連邦判事に求めた。バノン氏は2022年に議会侮辱罪で禁固4カ月の判決を受けたが、判決を不服として控訴したため、刑は保留されていた。しかし現在、司法省は「もはや『判決を覆すか新しい裁判を命じることになりかねない法律上の実質的な問題』は存在しない」とし、バノン氏の主張をすべて退けた。
全米の大学キャンパスなどで頻発している活発なパレスチナ支援デモに、中国共産党と関連のある団体が資金提供していることが明らかになった。「2024年米大統領選に向けて不安をあおり、若者を過激化させ、米国を不安定化させることが目的」と分析している。