WHO、コロナワクチンの緊急承認は「慎重」に

[ジュネーブ 31日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は31日、新型コロナウイルスワクチンの緊急承認には「相当な重篤度や熟慮」が求められるとして、各国に慎重な対応を促した。

WHOの主任科学者、ソミヤ・スワミナサン氏は、全ての国に臨床試験(治験)が完了する前に薬剤を承認する権利があるとしながらも「軽率に行うべき事柄ではない」と指摘。WHOとしては、ワクチンの事前承認に利用可能な一連の完全なデータが出そろうのを待ち、その上で事例に応じて有効性や安全性を検討する立場だとした。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、完全な治験が済んでいない段階で薬剤が迅速承認された場合、集中的な監視や安全性を巡る経過観察が必要で、問題が発生すれば速やかに使用を停止すべきと強調。「何百万人もの人々に性急にワクチンを接種しても、一定の副作用を見逃す恐れがある」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
人口約50万人のカーボベルデが強豪相手に健闘。アルゼンチンに惜敗も称賛の声が広がる一方、中国代表への失望も再び注目を集めている
オーストラリアが太平洋島しょ国との安保連携を強化。ラグビーを活用したスポーツ外交で、中国共産党の影響力拡大をけん制する動きが進んでいる
石油生産国の連合体「OPECプラス」は7月5日、8月から原油生産量をさらに引き上げることを決定したと発表した。ホルムズ海峡が徐々に再開され、国際原油価格が下落する中で、世界の原油供給を増やすことになる。
フランス、ベルギー、オランダでは、6月に深刻な熱波に見舞われた期間中、少なくとも3700人の超過死亡が記録された。当局は、これらの数字は現時点では初期集計であり、最終的な結果はさらに高くなる可能性があると警告している。
中国海警局は4日、台湾東部海域で新たな「法執行巡視」を実施すると主張した。中華民国行政院大陸委員会は強く非難し、中国共産党(中共)のこの動きは国際法に違反し、現状と地域の安定を破壊する行為だとして、国家の海洋主権と航路の安全を積極的に守ると表明した。