米エクソン、世界的な人員削減を検討 豪では希望退職者募集

[メルボルン 2日 ロイター] – 米石油大手エクソンモービル<XOM.N>の広報担当者は2日、世界各地で人員削減の可能性を検討していることを明らかにした。同社はこれより先、オーストラリアで希望退職を募ると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた燃料需要の急減により、石油業界では人員削減の動きが出ている。エクソンは第1、第2・四半期決算が連続赤字となったこと受け、設備投資と営業経費の削減方針を示していた。[nL3N2F24X6]

エクソンの米広報担当者はロイターへの電子メールで「事業の規模を適正化し、将来に向けて強化を図るため、国ごとに追加の効率化を行う可能性を検討している」と明らかにした。

7月時点ではロイターに対し、新型コロナに伴う人員削減の計画はないとしていた。

オーストラリア事業については2日、同国での現行および今後のプロジェクトの検証を終えたとし、希望退職者を募集すると発表した。どの程度の削減を目指しているかは不明だが、希望者全員を検討するとしている。

関連記事
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。