自民総裁選3候補が所信演説、コロナ対策や経済政策訴える

[東京 8日 ロイター] – 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選が8日午前に告示された。3候補は午後に所信演説を行い、新型コロナウイルス対策や経済政策などを訴えた。

菅義偉官房長官は安倍政権の政策を継承することを強調し、来年前半までに新型コロナワクチンを全国民に配布できるようにするなどと訴えた。石破茂元幹事長は、災害が相次ぐ中で防災省の新設を掲げた。岸田文雄政調会長はコロナの感染防止と経済の両立を訴え、必要なら思い切った財政措置を講じる考えを示した。

3候補はこのあと、共同会見に臨む。

総裁選は14日に両院議員総会を開いて投開票する。全国一斉の党員投票を行わない簡易形式で選出する。国会議員394、地方141の計535票で競う。

約4分の3を占める議員票は、菅氏が5派閥の支持を得ており優勢とみられる。

(竹本能文)

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