豪政府、情報当局捜査の正当性を主張 中国の批判受け

[メルボルン 13日 ロイター] – オーストラリアのダットン内相は13日、海外からの干渉を防ぐための豪情報当局による捜査の正当性を主張した。中国の国営新華社通信は8日、豪情報当局が6月に複数の中国人ジャーナリストの自宅を家宅捜索していたと報じた。

数時間にわたり聴取を行い、コンピューターや携帯電話を没収したという。

中国国営メディアは12日、この捜査を強く批判した。

ダットン氏は、オーストラリア放送協会(ABC)とのインタビューで、6月に複数の中国人ジャーナリストが豪情報当局の取り調べを受けたとは直接確認しなかったが、捜査が進められているとし、情報当局による何らかの「活動」があったと説明した。

その上で、捜索令状を履行したり、他の行動を起こすための十分な根拠がオーストラリア保安情報機構にある場合、当局は行動を起こすと説明。ジャーナリストや企業幹部などになりすまし、オーストラリアの法律に違反するような行為があるとの証拠があった場合に当局は動くと強調した。

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