9月16日、総理官邸を後にする安倍晋三前首相(GettyImages)

中国企業、安倍前首相含む海外240万人の個人データを常時監視 親族や交友関係も

中国軍と情報機関につながりのある深センのデータ管理企業・振華數據は、全世界の影響力ある政治家や実業家、軍人、信仰指導者、暴力団などの240万人の個人情報を収集している。監視対象者の人脈や指揮系統を把握し、中国共産党の浸透工作のターゲットにする狙いがある。オーストラリアや英国のメディアが9月14日に報じた。

報道は内部告発者によるリーク情報を伝えた。これらの影響力ある人物の友人や家族、同僚のデータも収集されており、対象の指揮系統の動きを予想し、あらゆる可能性のある「浸透ネットワーク」を作っている。

暴露されたデータベースに登録されている各国要人のなかに、5万1000人の米国人、4万人の英国人、3万5000人のオーストラリア人、5000人のカナダ人、558人の日本人のデータが収集された。読売新聞やNHKは、日本人のリストには安倍晋三前首相も含まれているという。数百万人の国籍不明者のリストもあるとされる。

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