米大統領選、第2回討論会中止 トランプ氏がバーチャル形式に反対

[9日 ロイター] – 米大統領選候補者討論会の実行委員会は9日、今月15日の第2回討論会を中止すると発表した。同委員会は新型コロナウイルス対策のため、討論会をバーチャル形式に変更することを決めたが、トランプ大統領が拒否する意向を示していた。

第2回討論会は当初、タウンホール形式でマイアミで開催される予定だった。最後となる第3回討論会は今月22日にテネシー州ナッシュビルで開催される予定。

実行委員会は、第3回討論会の準備に注力する方針を表明した。

トランプ氏が第2回討論会への参加を拒否したことを受け、民主党大統領候補のバイデン前副大統領は、15日夜にテレビ会議で独自にタウンホール形式のイベントを開くことを決めた。

トランプ陣営は9日、実行委員会の決定がバイデン氏寄りだと批判。「大統領は健康で討論する準備ができている。マイアミでの討論会を予定通りに実施すべきであり、討論会を中止する医療上の理由はない」と述べた。

実行委員会によると、両候補は22日の討論会への参加に同意している。新型コロナの検査、マスクの着用、社会的距離の確保が条件になるという。

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