休暇中のイベント自粛を、米州WHO幹部「自宅が最も安全」

[ブラジリア 25日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のバルボサ副事務局長は25日、多くの国で新型コロナウイルス感染が再び急増していることから、休暇期間中は大規模な集会を延期するか、規模を縮小するよう呼び掛けた。

会見で「コロナ禍の間はリスクのないホリデーシーズンなどあり得ない」と指摘。宗教的な礼拝は可能な限り屋外で行うか、規模を限定すべきで、集会や買い物、旅行をするごとに感染リスクが高まるため、自宅で過ごすのが最も安全だと強調した。

また、コロナ検査を受けても感染リスクを抑えることにはならず、安全な旅行は保証されないことから、検査に頼るべきでないとした。

米州の新規コロナ感染者は週間で150万人超と最多を更新。米国で感染が急増しているほか、他の国々でも感染ペースが加速している。カナダでは特に高齢者などの感染が拡大している。

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