【紀元曙光】2021年1月13日

中国が、再び猖獗を極めている。

▼1年前の武漢では、誰も信じない国家的規模の虚偽を、万里の長城のごとく建てめぐらせて海外の目を遮断した。その「城壁」のスクリーンに、党の指導のもと英雄的に奮闘する人々を投影し「中国はウイルスに勝利した」を内外に向けて演出した。

▼文革期に量産された国策映画のようで、まことに気味が悪い。ほめる気は毛頭ないが、ある意味では見事にも見える。さすがにこんな演出は(北朝鮮は別として)共産党中国にしかできないだろう。1年前、武漢の郊外に10日あまりの突貫工事で「病院」を建てた。もちろん医療施設ではなく、隔離に特化した鉄の箱だった。入れられた患者がその後どうなったか、想像に難くない。

▼1年後の今、中国各地で感染が多重爆発している。もはや、どんな「演出」も効かない。中共瓦解は目前に迫っているといってよいが、よもや日本政府は、六四天安門の惨劇があった日に「中国を孤立させないため経済制裁を解く」などの愚を繰り返すまいぞ。死ぬべき悪魔に延命の輸血をするなど、もってのほかである。

▼そんな中国の庶民は、生き地獄にいる。封鎖と通知された集合住宅は、出入口の鉄ドアを溶接する。外から届けられる食べ物もひどい。品質保証期間が過ぎた小麦粉に、腐りかけの野菜。しかも10倍以上の、法外な値段がついているのだ。

▼日本のテレビ各局の情報番組で中国の現状が伝えられる時、普段は辛口のコメンテーターも「この中国の感染者数、ウソなんじゃない?」とは指摘しない。番組がこわれるから言えないのか、と想像する。

    

関連記事
日本でも人気の中華料理・刀削面はもともと山西省の一般家庭の主食でした。太くもちもちの面にパンチの効いたつけ汁を絡めて食べるのも最高ですが、料理人の手慣れた包丁さばきを鑑賞することもこの料理ならではの醍醐味と言えるでしょう。実は刀削面の調理法は歴史と深い関わりがあり、知られざる誕生秘話がそこにはあります。
ほうれん草は栄養満点のスーパーフード。目の健康や心臓病予防、がん対策、さらにはダイエットや肌のアンチエイジングにも効果が期待できます!食卓に取り入れて、健康的な毎日を目指しませんか?
中国には、「一日の始まりに必要な7つのものがあり、それは、薪、米、油、塩、たれ、酢、お茶である」ということわざがあります。お茶は中国の文化の一部としてなくてはならないもので、客人にふるまったり、食後にたしなんだり、その長い歴史の中で育まれてきました。
世界中の美しいカフェ10選を巡る旅へ。歴史と芸術、文化が交錯する特別な空間で、至福の一杯を味わいませんか?
吉祥寺マルイにて、台湾が誇る漢方食材や東洋の叡智を感じられる商品を販売します。さらに、台湾ならではの味を楽しめ […]