アストラゼネカ製ワクチン、英変異株にも有効=オックスフォード大

[ロンドン 5日 ロイター] – 英アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、オックスフォード大は5日、英国で検出された変異株に対しても従来株と同様の効果があると発表した。

オックスフォード大の研究チームを率いるアンドリュー・ポラード氏は「英国で実施された治験のデータで、従来株だけでなく英国で検出されたB.1.1.7変異株に対しても有効であることが確認された」と述べた。

ただワクチンの共同開発者、サラ・ギルバート氏は、将来的に出現の恐れがある新たな変異株に対する調整が必要になる可能性も指摘。「アストラゼネカは必要になったときに備えている」と述べた。

オックスフォード大はこのほか、ワクチン接種で感染者がウイルスを拡散する期間が短縮されたと明らかにした。これにより感染拡大が抑制される可能性があるとしている。

オックスフォード大が発表した今回のデータは、外部専門家による査読(ピアレビュー)を受けていない。

アストラゼネカ製ワクチンを巡っては、英当局がこの日、同社が高齢者にも有効であることを裏付ける追加データを提出したと明らかにした。

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