豪、千人計画参加者の助成金申請を却下 同国で初
オーストラリア政府は国家安全保障上の懸念から、一部研究者の研究助成金の申請を却下した。なかに中国の海外ハイレベル人材誘致プログラム「千人計画」の参加者や、中国軍の大学とつながりを持つ研究者が含まれている。
同国のオーストラリアン紙16日の報道によると、オーストラリア研究会議(Australian Research Council、ARC)に提出された18件の申請が政府の安全部門による追加審査を受け、うち5件が却下された。審査に合格すれば、最高50万豪ドルの研究費が支給される。豪政府がこのような決定を下したのは初めてだという。
ARCは研究開発について政府に助言を行う独立連邦機関で、税金で賄われている研究助成金を管理している。
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