【漢詩の楽しみ】春夜喜雨(春夜、雨を喜ぶ)
好雨知時節、當春乃発生、随風潜入夜、潤物細無聲、野径雲俱黒、江船火獨明、暁看紅湿處、花重錦官城
好雨(こうう)時節を知り、春に当って乃(すなわ)ち発生す。風に随いて潜(ひそ)かに夜に入り、物を潤(うるお)し細(こま)やかにして声無し。野径(やけい)雲は俱(とも)に黒く、江船(こうせん)火は独り明らかなり。暁(あかつき)に紅の湿れるを看れば、花は錦官城(きんかんじょう)に重からん
詩に云う。よき雨は、降る時節を知っているのか、まさに春に降って、新しい命を発生させる。雨は風の吹くまま、ひそやかに夜まで続いた。その様子は、こまやかに万物を潤して雨音もたてない。野の小径も、雲と同じように暗く、江上の船の漁火だけが明るく見える。明日の夜明け頃に、赤く湿ったところを見たならば、それはきっと錦官城(成都)の花がしっとり濡れて、重くなっている情景であろう。
関連記事
眠れない夜は、体の緊張や頭の興奮が続いていることも。就寝前に試したい、心身をゆるめる5つのエクササイズを紹介します。
便秘は食物繊維不足だけが原因ではないかもしれません。最新研究で、ある身近なビタミンが排便回数や腸の動きに深く関わる可能性が判明。腸と遺伝子の意外な関係にも注目が集まっています。
理由もなくイライラする、落ち着かない…。その不調、実は「聞こえない音」が関係しているかもしれません。最新研究が明らかにした、日常に潜む超低周波音と心身への意外な影響に迫ります。
前に進めない原因は、意志の弱さではなく思い込みかもしれません。人生を充実させるために手放したい7つの考え方を紹介します。
肺炎や副鼻腔炎の原因として知られる身近な細菌が、アルツハイマー病と関係しているかもしれません。最新研究が明らかにした「感染」と脳の意外なつながり、そして新たな治療の可能性に迫ります。