東京で3月16日、日米安全保障協議委員会(日米2プラス2)が開催された。外務省の飯倉公館で共同記者会見が行われた(KAZUHIRO NOGI/POOL/AFP via Getty Images)

米国は核を含むあらゆる能力で日本を守る=日米2プラス2

日米安全保障協議委員会(日米「2プラス2」)が3月16日、東京で開催された。双方が同時に発表したプレスリリースによれば、日本は国防能力の向上に決意を表明した。米国は、核を含むあらゆる種類の防衛能力で日本を守るという揺るぎないコミットメントを強調した。そして中国を念頭に、日米同盟の抑止力・対処力の強化に向けた連携をより一層深めるとした。

米国と日本は、既存の国際秩序と矛盾する中国の行動が、日米同盟と国際社会に対し、政治的、経済的、軍事的、技術的課題を提示しているとの認識を確認した。また、ルールに基づく国際体制を損なう、地域の他者に対する威圧や安定を損なう行動に反対することで一致した。

四閣僚は、東シナ海及び南シナ海を含め、現状変更を試みるいかなる一方的な行動にも反対するとともに、中国による海警法施行などの破壊的な動きに深刻な懸念を表明した。また、南シナ海における、中国の不法な海洋権益に関する主張及び活動への反対を改めて表明した。

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