台湾行政院長「香港の二の舞にならないよう外敵と戦おう」 芸能人の新疆綿花支持を受け
強制労働の疑いがある新疆産綿花をめぐって、一部の台湾人芸能人が、この主張がでっち上げだとして、使用禁止を表明したブランドとの広告契約を解約した。台湾の蘇貞昌・行政院長(首相)は26日、「台湾は民主と自由が失われないように、香港を鏡にして一致団結して外敵と戦おう」と呼びかけた。
スニーカーメーカー・コンバースのイメージキャラクターを務めるチェロ奏者兼女優であるオーヤン・ナナ(欧阳娜娜)、スポーツ用品メーカーのプーマのCMに起用された俳優兼モデルのグレッグ・シュー(許光漢)、スポーツ用品大手のアディダスのCMに登場する俳優のエディ・ポン(彭于晏)、チャン・チュンニン(張鈞甯)は相次ぎ、「中国とその人権問題を誹謗中傷するいかなる企みにも反対する」と表明し、各メーカーとの契約を打ち切った。
蘇貞昌・行政院長は26日、メディアの取材に対して「一部の芸能人は、自分の利益のため、または人権の重要性を分かっていないためか、国家利益を損なう言動をとりました。それでも私たちはやはり、こうした人たちに対して、みんなと一緒に人権のために声を上げるよう呼びかけたい」と語った。
「台湾が過去の権威主義から民主主義に、そして世界から人権を尊重する国家だと称賛されるまでに、実に何世代にもわたる努力を要した」と述べた。
蘇行政院長は「台湾は香港のように民主と自由を失い、中国共産党の圧迫を受けながら暮らすような国になりたくない」と訴えた。
台湾の李永得文化相も同日の立法院(国会に相当)での答弁で、「中国共産党は深刻な人権侵害を犯した。台湾は全世界と共に中国共産党を批判し、ボイコットすべきだ」と述べた。
現在、中国大陸と香港、台湾の芸能人51人が新疆産の綿花を支持する姿勢を見せた。
(大紀元日本ウェブ編集部)
関連記事
中共による臓器摘出から生還した程佩明さんが真実を告白。暗殺の危機に直面しながらも、真実を語り続ける姿勢に世界が注目し、米国も保護を進める。人権侵害の実態に対する国際社会の連帯が求められている
中国の中南大学湘雅第二病院に勤務していた羅帥宇氏が、不審な死を遂げた。生前の録音から、同病院が臓器移植研究のために子供のドナーを求めていた可能性が浮上。彼の家族は、羅氏が病院告発を計画していたことから口封じされたと主張している。
英製薬大手アストラゼネカは30日、同社の中国代表である王磊さんが中共当局の調査を受けていると発表した。拘束され […]
ドキュメンタリー『正義のハンター』がトロントで上映された。人権弁護士デイビッド・マタス氏の中共による臓器摘出問題の調査活動に焦点を当て、多くの著名人の支持を集めている
「ニューヨーク・タイムズ」は7月22日に、中国の商人肖建華とアリババの創設者馬雲の秘密の商業関係を暴露する二つの深層報道を発表した。