ミャンマー、南東部住民3000人が隣国タイに避難 国軍の空爆受け

[28日 ロイター] – ミャンマー南東部カイン州で28日、国軍が前日に少数民族武装勢力の支配地域を空爆したことを受けて、地元住民約3000人が隣国タイに避難した。活動家団体や地元メディアが伝えた。

活動家団体「カレン・ウィメンズ・オーガニゼーション」によると、今後の空爆を逃れるため、3000人以上がタイに越境し、ジャングルに身をひそめているという。

公共放送タイPBSは、約3000人がタイに到達したと伝えた。

タイ当局からのコメントは現時点で得られていない。

支援団体「フリー・ビルマ・レンジャーズ」の創設者、デビッド・ユーバンク氏は、国軍の空爆により、反政府武装組織「カレン民族同盟(KNU)」の兵士が少なくとも2人死亡したと述べた。

また、ある市民団体によると、27日の国軍の空爆ではKNUが自治を行う村で、少なくとも3人の民間人が死亡した。KNUはこれに先立ち、タイ国境に近い国軍の拠点を襲撃し、国軍中佐ら10人を殺害したと表明していた。

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