中国軍機が台湾防空圏進入、訪台中のパラオ大統領の会見直後

[台北 29日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は29日、中国軍の戦闘機8機と哨戒機2機の計10機が台湾の防空識別圏に進入したと発表した。一部は太平洋側まで飛行。台湾側は空軍機を緊急発進(スクランブル)させて対応した。

国防部の発表のわずか30分弱前には、台湾と外交関係を続けている太平洋の島しょ国、パラオのウィップス大統領が訪問先の台湾で、記者団に自国に対する中国の圧力に屈しないと表明していた。ウィップス氏の訪台には米国の駐パラオ大使が異例の同行をしている。米国は台湾とは外交関係がない。

中国の外務省は29日にこれに先だって、米国の駐パラオ大使も訪台したことを批判し、米国政府が台湾との公式接触をやめるべきだと表明していた。

台湾はここ何か月も、進入する中国機へのスクランブルを繰り返しており、直近では26日にも実施している。

関連記事
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]
連邦準備制度理事会(FRB)はアメリカの中央銀行として、政策のあらゆる側面に口を出している。それでも、先週のFRBのプレスリリースは極めて奇妙だった。FRBが気候変動を管理できると思うか?FRBの支配は災いをもたらすだけだ。
5月14日(火)、ドナルド・トランプ前大統領のニューヨーク裁判が行われているマンハッタンの裁判所の外で行われた短い記者会見で、マイク・ジョンソン下院議長(ルイジアナ州選出)は、この訴訟を「司法の茶番」と強く批判した。元訴訟弁護士で、現在共和党の最高位議員であるジョンソン氏は、この訴訟と米国の司法制度への広範な影響に憤りを表明した。彼はトランプ大統領に直接電話し、裁判に出席したいと伝えたという。
5月14日、バイデン政権はトランプ前大統領の元顧問スティーブ・バノン氏に対する実刑判決の執行を連邦判事に求めた。バノン氏は2022年に議会侮辱罪で禁固4カ月の判決を受けたが、判決を不服として控訴したため、刑は保留されていた。しかし現在、司法省は「もはや『判決を覆すか新しい裁判を命じることになりかねない法律上の実質的な問題』は存在しない」とし、バノン氏の主張をすべて退けた。
全米の大学キャンパスなどで頻発している活発なパレスチナ支援デモに、中国共産党と関連のある団体が資金提供していることが明らかになった。「2024年米大統領選に向けて不安をあおり、若者を過激化させ、米国を不安定化させることが目的」と分析している。