【ほっこり池】ハルとナツ

 4月4日に95歳で逝去された橋田壽賀子さん。橋田さんの脚本によるドラマには数々の名作がありますが、私の印象に残っているのは2005年のNHKドラマ『ハルとナツ 届かなかった手紙』です。

 時代は戦前。北海道の農村から、当初は3年間の出稼ぎのつもりで、一家でブラジルへ渡った長女ハルと、直前の眼病のため移民船に乗れなかった次女ナツ。運命に引き裂かれた姉妹の「届かなかった手紙」をめぐって、戦中から現代までの、空白の時間が取り戻されていきます。

 ブラジルに渡った日本人移民の想像を絶する苦難と、それに負けない不屈の大和魂は、このドラマのなかにもよく描かれていました。今日のブラジル社会で日系人が高い評価を得ているのも、こうした先人の偉大な貢献があったからでしょう。

 橋田さん。いいドラマ、ありがとうございました。

(慧) 

 

関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説