【ほっこり池】ハルとナツ
4月4日に95歳で逝去された橋田壽賀子さん。橋田さんの脚本によるドラマには数々の名作がありますが、私の印象に残っているのは2005年のNHKドラマ『ハルとナツ 届かなかった手紙』です。
時代は戦前。北海道の農村から、当初は3年間の出稼ぎのつもりで、一家でブラジルへ渡った長女ハルと、直前の眼病のため移民船に乗れなかった次女ナツ。運命に引き裂かれた姉妹の「届かなかった手紙」をめぐって、戦中から現代までの、空白の時間が取り戻されていきます。
ブラジルに渡った日本人移民の想像を絶する苦難と、それに負けない不屈の大和魂は、このドラマのなかにもよく描かれていました。今日のブラジル社会で日系人が高い評価を得ているのも、こうした先人の偉大な貢献があったからでしょう。
橋田さん。いいドラマ、ありがとうございました。
(慧)
関連記事
カルシウム不足が引き起こす体の不調とは?夜中の足の痙攣や骨粗鬆症を予防するために、毎日の食事での対策を解説します。
内なる不満を見つめ、愛を与える方法を通じて、心の癒しと新たな可能性を見出すヒントをご紹介します。
最新研究が脳損傷患者の意識の可能性を示し、医療や家族の対応に新たな光を当てます。
GoogleのAI「Gemini」が大学院生に不適切な発言をし、AI技術のリスクが改めて問題視された。企業の責任が問われる中、AIの安全性や倫理が注目されている。類似の事例も増え、技術の普及とリスクのバランスが課題となっている
健康な心血管を保つための食事、指圧、運動の実践方法を解説。心臓病予防のヒントが満載です!