インド1日あたり新規コロナ感染者が13万人超、死者数も高水準

[ニューデリー 9日 ロイター] – インドで9日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者数が13万1968人となり、過去最多を更新した。新たな死者数も780人で、昨年10月中旬以来約5カ月ぶりの高水準を記録した。

インドの累計感染者数は1306万人となり、米国とブラジルに次いで世界第3位。ブラジルの1328万人に迫る勢いとなっている。死者数は16万7642人。

複数の州が感染拡大抑制に向け規制を強化しているが、ムンバイなど大都市の出稼ぎ労働者が帰省する動きが見られ、地方でも感染が拡大する可能性がある。

感染拡大の勢いが昨年を上回っているため、若年層へのワクチン接種を求める声も高まっている。ただモディ首相は8日、高齢者などを優先する必要があると、否定的な見解を示した。現在、ワクチン接種の対象者は45歳以上の人と医療従事者らに限られている。

また政府は、全土ロックダウン(都市封鎖)再導入は行わない考え。首相は夜間外出禁止令が効果的な方法だと述べた。

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