トランプ前米大統領(Brendan Smialowski/AFP via Getty Images)

トランプ氏の純資産、3割目減り 大統領在任中=米長者番付

フォーブス誌が6日、2021年版の世界長者番付(World’s Billionaires)を発表した。これによると、トランプ前大統領は在任中の4年間で、純資産が約32%目減りした。金額にして約10億ドル(約1095億円)規模の減少だという。

トランプ氏は資産総額24億ドル(約2629億円)で、番付の1299位となった。大統領に就任した17年には、同氏の資産総額は35億ドル(約3834億円)で、世界長者番付の順位は544位だった。昨年の順位は1001位。

フォーブス誌は、トランプ氏の資産の目減りについて、大統領就任前にポートフォリオを売却しなかったことが原因だとの見方を示した。

トランプ氏の支持者で牧師のフランクリン・グラハム(Franklin Graham)氏は、米FOXニュースのインタビューで、トランプ氏が大統領在任中に、給料を受け取らなかったことを強調し「すべての給与を戻した(各政府機関に寄付した)」と述べた。

また、グラハム氏は「トランプ氏は金儲けのために大統領になったのではない。彼はアメリカのことを最優先にしていた」と話した。

2019年8月、トランプ氏は記者会見で、「大統領であることで、私は30億~50億ドルの損失を被るだろう。でも、気にしていない」と明かし、「私はこの国と国民のために(大統領の仕事を)やっている」とした。

(翻訳編集・張哲)

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]