米副大統領、メキシコ・グアテマラ訪問の意向 中米の移民対策で

[ワシントン 14日 ロイター] – ハリス米副大統領は14日、メキシコ国境からの移民流入抑制に向けた外交面の取り組みの一環として、近くメキシコとグアテマラを訪問する考えを示した。

バイデン大統領は移民の流入抑制に向け、中米の北部三角地帯と呼ばれるホンジュラス、エルサルバドル、グアテマラの3カ国とメキシコとの協力をハリス氏が率いると3月に発表している。

ハリス氏は14日、この問題の専門家との円卓会議に出席。記者団に対し「根本的な原因に重点を置く」と表明した上で、「メキシコ、グアテマラを訪問できるのを心待ちにしている」と述べた。

また、移民の抑制には北部三角地帯の経済発展を促す必要があると指摘。多くの人々は自国を離れることを望んでいないが、必要を満たす機会がないため、そうせざるを得ないのが現状だと述べた。

一方、グアテマラのジャマテイ大統領は同日、ハリス氏の訪問中に移民に関し合意に達する可能性が高いとの見方を示した。ただ、現段階で合意案はまだまとまっていないとし、「(米政府が)われわれの提案を分析し、そこから合意が導かれるだろう」と述べた。会談日程についても未定とした。

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