米当局、J&J製ワクチンの深刻な副作用巡る追加事例を調査

[19日 ロイター] – 米保健当局は19日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、これまでに報告された6例の血栓症以外の深刻な副作用の追加事例について調査していると明らかにした。

米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、J&J製ワクチン接種者のうち6人がまれな血栓症を発症したことを受け、ワクチン使用の一時中止を勧告した。

CDCのロシェル・ワレンスキー所長は、この日の記者会見で「事例が多数に上っていないことは幸いだが、調査を進めている」とし、CDCとFDAは副反応を巡る追加的な報告に関する政府データをモニターしていると述べた。

CDC諮問委員会は23日に会合を開き、深刻な副作用に関するデータを精査し、J&J製のワクチン接種を再開すべきかどうかを決定する。

ワレンスキー所長は、国内でワクチン接種を完了した8400万人中、接種後2週間以上経ってから体調が悪化した人は6000人未満で、そのうち入院した人は約400人、死亡者は約75人だと述べた。入院した人と死亡者の一部は、コロナウイルス感染が原因ではないと説明した。

その上で「これらのワクチンは効果を出している」と語った。

*CDC所長の発言を追加しました

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