【医学古今】

目の奥の痛みに鍼灸治療

眼の奥の痛みには頭痛もしばしば見られます。症状が両に現れる場合もあれば、片目だけの場合もあります。肩こりを伴う場合も少なくありません。

 漢方医学では、目の症状はに関係が強いから、鍼灸治療の場合、肝経のツボを取る場合が多いのですが、体質の状況に合わせて、肝経のツボ以外に、胃経や腎経、胆経、膀胱経のツボを取って治療する場合もあります。

 最近治療した男性(30代)は、右肩甲骨内側縁から右頭頸部の凝りと痛みとともに右目の奥に痛みがありました。この患者に対して、肩頸部に刺鍼と温灸を行うと、肩頸部の痛みは取れましたが、右目の奥に痛みが残りました。

 そこで、左側の太衝(たいしょう、足の親指と人差し指の間)と右側の照海(しょうかい、足首の内果の下)に鍼を刺して暫く捻鍼すると、目の奥の痛みはすぐ取れました。

 患者さんに付き添ってきた家族は、「なぜ左側の太衝を取ったのですか」と聞きました。私は「これは単に鍼灸古典の記録に従っただけで、少し個人経験を合わせました」と説明しました。

 鍼灸治療の素晴らしさを再び実感した一例でした。

(漢方医師・甄 立学)

関連記事
釈迦牟尼佛が父王の死に際し、人生の無常や執着を超える道について語り、難陀に出家を促すまでの感動的な物語。
断食の基本は「賢く食べること」 老廃物を輩出し、細胞を健康にして免疫力を高めるために、食べない時間を決めることなのです。顔中に吹き出物があった人が断食をして、吹き出物がきれいに消えた人を見たことがありますが、本当に美しい肌になりました。
香港で唯一の「レゴ認定プロビルダー」の洪子健さんのチームは最近、長さ26メートル、幅1.78メートルの中国絵画の至宝「清明上河図」を再現し、ギネス記録に認定した。
歳を取れば更年期障害。しかし、心を磨いてきた人にはなんてことはない。気分が軽いということは執着が少ないということ。どんな欲望や執着に対しても、離れて淡々とすると、体は軽くなる。
プロのテクニックで南向きの窓もピカピカに!筋を残さず仕上げるためのスキージー技術と道具の選び方を解説