世界輸出に占める中国シェア上昇、目先ピークの公算も=国連機関

[ジュネーブ 27日 ロイター] – 国連貿易開発会議(UNCTAD)は27日、世界の輸出における中国のシェアが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中に15%近くまで上昇したが、内需の拡大と人件費の上昇により、間もなくピークを迎える可能性があると発表した。

UNCTADのデータによると、世界のモノの輸出における中国の割合は2020年に14.7%と世界トップ。19年は13.2%だった。2位は米国で8.1%、3位はドイツで7.8%だった。

また、今年第1・四半期には中国の輸出額が前年同期比約50%増の7100億ドルに急増しており、「中国は近い将来、世界有数の輸出国であり続けだろう」(UNCTAD)とした。

一方、内需依存の高まりや労働コストの上昇などにより「世界経済における中国の輸出支配力はピークに近づいているかもしれない」と指摘。また、地政学的な緊張や社会的・環境的な問題への世界的な対応の欠如は「脱グローバル化」につながり、中国など主要な輸出国に通常以上の強い影響が及びかねないとした。

UNCTADによると、中国が輸出大国として台頭した大きな要因の一つが、2001年の世界貿易機関(WTO)への加盟だったという。当時の中国の輸出シェアは全体の5%未満だった。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。