米駆逐艦、中国空母「遼寧」艦隊に「割り込み」 至近距離で監視=衛星写真
艦船の活動を追跡するツイッターアカウント「OSINT-1」は26日、中国空母「遼寧」と米軍艦隊の衛星写真を公開した。写真によれば、26日台湾東部の海域で、米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦が中国海軍の空母「遼寧」を追従し、至近距離で監視していた。
写真の位置は、台湾東部の外海で、日本の宮古海峡に近い海域だ。空母「遼寧」のほかに、中国海軍の054A型ミサイル・フリゲート、052D型ミサイル駆逐艦(昆明級駆逐艦)、055型ミサイル駆逐艦(南昌級駆逐艦)と901型総合補給艦が、「遼寧」とともに航行していた。
写真では、米側の駆逐艦が、「遼寧」艦隊の真ん中の位置に割り込み、「遼寧」を追いかけていた。「遼寧」と米駆逐艦の間の距離はわずか10キロだった。さらに、「遼寧」の901型総合補給艦は米駆逐艦の後ろに取り残され、前方の軍艦に追い付いていない様子だった。
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。