韓国の脱北者団体、北朝鮮体制批判のビラなど散布

[ソウル 30日 ロイター] – 2000年に北朝鮮を脱出した朴相学(パク・サンハク)氏が代表を務める韓国の脱北者団体は30日、北朝鮮の体制を批判するビラやドル紙幣を散布したことを明らかにした。

今月25日から29日の間に南北境界線沿いの複数の場所から、50万枚のビラ、500冊の小冊子、5000ドル相当の1ドル紙幣を風船に付けて飛ばしたという。

同団体が公開した動画や写真では、朴氏が夜間に風船を打ち上げ、金正恩朝鮮労働党総書記の「世襲独裁」を終わらせようと訴える姿が確認できる。

北朝鮮は同国指導部への容認できない侮辱だとし、こうした体制批判のビラなどを非難。昨年にはこの問題を巡り、韓国とのホットライン切断を表明した。

韓国では昨年12月、北朝鮮体制批判活動を禁止する法改正案が可決された。違反者は最大3年の服役、または3000万ウォン(2万7500ドル)の罰金が科せられる。

韓国統一省の副報道官は警察と軍がこの団体の発表を調査しているとした。

関連記事
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。
バイデン政権は、イスラエルへの一部の軍需品の納入を遅らせている。ロイド・オースティン米国防長官は5月8日、上院歳出委員会の公聴会で、イスラエルによるガザ南部ラファ包囲の可能性を考慮し、国防総省がイスラエルへの武器輸送計画を一部見直していると発言した。
世界中で、授業中の携帯電話使用を禁止する学校が増加している。
有名なボクシングプロモーターであるドン・キングは、2024年の大統領選挙でドナルド・トランプ前大統領を支持している。トランプ前大統領は、大統領選挙キャンペーンを頓挫させる恐れのある一連の裁判に直面している。5月8日、92歳のキング氏はあるイベントで、トランプ前大統領に何か言うことはないかと尋ねられた。