米、難民受け入れ上限6.25万人に引き上げ 批判に配慮

[ワシントン 3日 ロイター] – バイデン米大統領は3日、今年度の難民受け入れ数を6万2500人に引き上げたと表明した。先月、受け入れ数をトランプ前政権が設定した歴史的低水準の1万5000人に据え置き、批判が出ていた。

バイデン大統領は就任後まもない2月に、今年度(9月30日までの1年)中に受け入れの上限を6万2500人に引き上げる計画を発表。しかし、メキシコとの国境を越境する移民が急増する中、計画を棚上げにした。

大統領が署名した議会宛てのメモでは、出身地域別の受け入れ枠がアフリカ2万2000人、東アジア6000人、欧州・中央アジア4000人、中南米・カリブ地域5000人、南アジア1万3000人、その他1万2500人で、合計6万2500人となる。

バイデン大統領は、今回の措置は「トランプ前大統領が設定した歴史的低水準の撤回」と説明する一方で、今年度の6万2500人の目標達成は困難との見方も示した。

関連記事
5月13日、フィリピン政府はビデオを公開し、中共が疑念を持たれながらも、南シナ海におけるフィリピンの排他的経済水域内の島々や礁に土砂を投入し、埋め立て活動を行っていると批判しました。フィリピンは船を派遣し、中共の動向を監視している状況です。
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。