米国大使と台湾代表がフランスで昼食会 断交以来、初の交流
駐仏米国大使館は4月30日、駐仏台湾大使に相当する台湾代表を公邸に招待し、昼食会を開いた。台湾と米国の外交官の交流は、1979年の国交断絶以降で初めて。 中国共産党政府は反発したが、台湾外務省は「中国(共産党)政府は一日でさえ台湾を統治したことはない。台湾人を国際的に代表する権利はない」と返した。
台湾の中央通信社によると、米国のブライアン・アゲラー(Brian Aggeler)駐仏大使と呉志中・駐仏台湾代表は会談のなかで、インド太平洋地域の安定、台湾の新型コロナウイルス蔓延防止の成功、台湾の国際的会議の参加、経済・貿易の協力、そして普遍的価値の共有などについて意見交換した。
報道によると、アゲラー氏は、世界保健機関(WHO)などの国際機関への台湾の参加を改めて支持するとともに、インド太平洋地域の安定と平和の維持のために引き続き協力していくことなどを述べたという。
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