(Photo credit should read ANDREAS GEBERT/DPA/AFP via Getty Images)

チベットの光 (65) 空中飛行

師父は手紙の中で、いかに障碍を転じて益とするか、いかに好ましくない状況を転じて好ましいものとするか、そして功徳を増す口訣を書いていた。師父は手紙の中で、現在は品質の良い食べ物を口にするべきだとミラレパに再三注意していた。

 ミラレパはこれまで修行に不断の努力を重ね、身体的な要素を脈内に集結させてきたが、食料の品質があまりにも落ちていたため、脈内に集結されたこれらのものを溶かすことができなかったのだ。

 ミラレパは読み終わったのち、ジェサイが持ってきた食物と酒をとり、師父の手紙が示している通りに修行を続けた。このようにして、彼はまず身体の小さな脈の結びを通じさせ、これに続いてへその間を通る大脈の結びを通じさせた。ここに到って、彼は打座の最中に非凡な境地に到達し、無念、無物、透明、清浄な感覚を受け、それは一種言語では表しがたいものであった。彼は、堅固で広大、深遠にして奥深い功徳を証明した。

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