米首都でもガソリン不足、パイプライン操業開始後も余波続く

[ニューヨーク 14日 ロイター] – サイバー攻撃を受けた米パイプライン最大手コロニアル・パイプラインが6日間の操業停止後に再稼働し、南東部州への燃料供給を拡大しているものの、首都ワシントンでは14日、ガソリン不足の状況に陥っている。

調査会社・ガスバディーによると、ワシントンの約87%のガソリンスタンドのガソリンが売り切れとなっており、13日の79%から悪化した。

ガスバディーは「ガソリン不足に陥っている南東部の大半の州・地域で消費者の買いだめが続いており、正常化に向けた足かせとなっている公算が大きい」とし、状況の収束には「数週間かかる見通し」との見通しを示した。

ノースカロライナ州でも約70%、バージニア、サウスカロライナ、ジョージア各州でも約50%のスタンドでガソリン供給がない状況となっている。

ガソリン価格の上昇も続いており、米国自動車協会(AAA)によると、全米のガソリン平均価格は1ガロン当たり約3.04ドルと、2014年10月以来の高値を付けている。

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