エジプト、年内の観光部門回復を楽観視=観光相

[ドバイ 16日 ロイター] – エジプトのエルエナーニー観光・考古相はロイターに対し、1月以降、同国を訪れる観光客が着実に増加しており、年内にさらに伸びると楽観視していると明らかにした。

観光は通常、同国国内総生産(GDP)の最大15%を占めるが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大で観光収入が70%減少した。

今年4月の観光収入は約5億ドルで、コロナ禍前の半分程度にとどまっている。しかしエジプトは、年内に紅海沿岸のリゾート地で観光業従事者にワクチンを接種し、コロナ感染の恐れがない地域として振興を図る方針で、年内の観光客回復を見込んでいる。

同相はインタビューで「観光客の65%以上が、アウトドアと水辺のアクティビティーを楽しめる紅海地域と南シナイ県を訪れている。まさに、観光客がコロナ禍後に求めているものだ」と語った。

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