米共和党、ノルドストリーム2の制裁見送りとの報道受け政権批判

[ワシントン 18日 ロイター] – 米共和党は18日、ロシアとドイツを結ぶガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」の事業会社への制裁を見送るとの報道を受け、バイデン政権を批判した。

ニュースサイトのアクシオスは、米政府がノルドストリーム2AGへの制裁を見送ると報じた。プーチン大統領の支持者で同社の最高経営責任者(CEO)であるマシアス・ヴァルニグ氏に対する制裁も見送られるとしている。

アクシオスによると、制裁見送りは国務省が議会に提出する報告書に盛り込まれる見込み。ロイターは報道内容の事実関係を確認していない。

共和王のサス上院議員は、「バイデン大統領は2カ月前、プーチン大統領を『殺人者』と呼んだが、今はプーチン大統領や協力者に戦略的に多大な力を与えようとしている」とコメントを発表。

マコール下院議員は、制裁を控えるということは、バイデン政権がパイプラインの完成阻止を考えていなかったことを意味すると批判した。同下院議員は「もしプーチン政権がこのパイプラインを完成させられるとしたら、バイデン政権がそうさせたということだ」と述べた。

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