インドのコロナ死者、過去最多の4500人超 感染減少も懸念続く

[ベンガルール 19日 ロイター] – インドで19日報告された新型コロナウイルスによる新たな死者は、過去最多の4529人となった。民間検査機関はこの日、国内の検査で抗体を持っている人の割合が約3分の2に上ったと発表した。

保健省によると、新規感染者数は26万7334人、累計の感染者が2550万人、死者数は28万3248人になった。

ここ数日は、新規感染者が減少しているものの、専門家は感染がピークに達したという確証はないと指摘。公式データは感染による影響を正しく反映していないとみられているが、一部専門家は感染者や死者が実際の5─10倍に上っている恐れがあるとしている。

民間検査機関サイロケアが発表したデータによると、過去7日間平均の新型コロナ抗体検査の陽性率は63.5%で、1カ月前の45%から増加した。

調査会社グローバルデータの推計によると、インドでは今月、1日に人口1000人当たり224回のコロナ検査を実施。一方、米国では人口1000人当たり1307件の検査が実施されたという。

米モーニング・コンサルトによると、政府のコロナ対応に批判を受け、モディ首相の支持率は2019年以降で最低の63%まで落ち込んでいる。

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