ファイザーのコロナワクチン、冷蔵庫で1カ月保管が可能=米FDA

[19日 ロイター] – 米食品医薬品局(FDA)は19日、米製薬ファイザーと独バイオ企業のビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、一般的な冷蔵庫の温度で最長1カ月間保管することが可能との見解を表明した。

未開封の状態で解凍したバイアル(注射剤を入れる容器)は、セ氏2─8度の冷蔵庫で最長1カ月間保管が可能とした。従来は最長5日間としていた。

FDAバイオ医薬品評価研究センターのディレクター、ピーター・マークス氏は「この変更で、地域の医療機関などにとってワクチンの受け取り・保管・投与が容易になり、より広く接種できるようになるだろう」と述べた。

特に輸送や保管のインフラが整っていない国や米国内の遠隔地にとって重要な変更点となる。

米保健当局は2月、超低温としていた保管条件を変更、一般的な冷蔵庫の温度で2週間までのワクチンの保管・輸送を承認していた。

関連記事
5月5日に行われたパナマ大統領選で、ホセ・ラウル・ムリーノ・ロビラ(José Raúl Mulino Rovira)氏はサプライズ当選を果たしたが、これはバイデン政権に影響を与える可能性がある。 バイデンの綱領には、移民がアメリカ南部国境に侵入するのを防ぐためのダリエン地峡(2つの陸塊をつなぎ、水域に挟まれて細長い形状をした陸地)の閉鎖が含まれている。
米海軍と台湾海軍が4月に西太平洋で合同軍事演習を行なったと、ロイター通信が14日に報じた。台湾国防部の報道官は同日の記者会見で「海上衝突回避規範に基づき、通常の訓練を行なった」と発表した。
豪州シドニーのシドニー国際水泳センターで13日、ソーラーパネルが炎上し、数百人の学生を含む2500人以上が避難した。ニューサウスウェールズ州消防救助隊が出火の原因について調査している。
8940億ドルの2025会計年度国防予算を議会が今後数週間で審議する予定だ。ロバート・ピーターズ氏は、ロシアの戦術核兵器の優位性は「最も緊急の注意を要する」と述べた。
ロシアが最近行った戦術核兵器使用の威嚇を一見すると軽視されがちだが、「ウクライナ国外」の英軍施設への攻撃という状況は、あからさまな警戒とまではいかないまでも、注目を集めるものだ。