息子の21本の鉛筆に書かれたお母さんの言葉が世界を温めた

子どもが前向きで自信に満ちた態度をとり、学習意欲を維持するためにはどうすればよいでしょうか。
 
テキサス州に住むある母親は、小学生の息子のやる気を引き出す素晴らしい方法を思いつきました。 子供の先生がそれを知ったとき、とても心温まるものだと思ったそうです。 彼女がFacebookでシェアした後、保護者たちやネットユーザーは賞賛の声が寄せられました。
 
昨年10月初旬のある日、テキサス州東部のボーモント市で小学校の教師をしているアマンダ・コックスさんは、授業中に生徒の予備の鉛筆を借りなければなりませんでした。 そこで彼女が気づいたのは、クラス中にいる一人の男の子が持っている鉛筆でした。
 
少年が持っているそれぞれの鉛筆の底に書かれた励ましの言葉が目に飛び込んできました。 「私は、この生徒の母親が彼の鉛筆にわざわざこの言葉を書いてくれたことを知りました」 コックスさんは投稿でこう書いています。
 
 21本のすべて鉛筆に書かれた文字を読んで、コックスさんの心は完全に溶けました。
 
母親はこう書いています。
 
「あなたは並外れた存在です」
 
「あきらめないで」
 
「私は毎日あなたを誇りに思っています」
 
「愛しています」
 
「夢を追え」
 
「あなたは世界を変えるでしょう」
 
少年にとって母からのすべての言葉は刺激的です。
「今年は素晴らしい年になるわよ」「あなたはなんて才能のある子なんだろう」 「あなたはとてもクリエイティブです」 「あなたは問題を解決するのが得意です」 「できるのです」「素晴らしい」などなど。
 
この言葉を書くのに30分もかからなかったかもしれませんが、この心温まる行動によって、息子さんは「一日中、学校で楽しく過ごせた」そうです。
 
子供の自尊心自信を高め、良い状態を保つためのは、意外と簡単な方法なのです。 コックスさんは、このお母さんに親指を立てずにはいられませんと言っていました。
 
また、コックスさんは、他の親や先生方に、たとえ忙しくても、ダサいと思われても、「誰かが自分を信頼してくれている、誇りに思ってくれている」ということを子どもたちに伝えてほしいとアドバイスしています。
 
最後に、彼女はこう締めくくります。
 
「自分は大切な存在で、才能や教養があり、愛されている と誰かに気づかされたときの、子どもたちの顔を想像してみてください」
 
「このようなことを伝えたり、思い出させたりするのはあなたしかできないかもしれません。すべての子供が自分の価値を知る必要があることを忘れないでください」
 
コックスの投稿は、25万回シェアされ、40万件のメッセージが寄せられるなど、大きな反響を呼びました。 インターネット上では、このお母さんのキュートなアイデアに賞賛の声が寄せられています。
 
「今年の素晴らしいお母さん」というコメントもありました。 また、子供たちに刺激を与えるために、自分もそれに倣うことにした人もいました。「なんて素晴らしいアイデアなんだ。 「このお母さんは、私が真似をすることを気にしないでほしい。 今から鉛筆を買いに行きます!」
 
子どもたちは誰もがユニークな才能資質、強みを持っています。子どもたちに強い自己肯定感を持たせることは、これは間違いなく親が目指すべきことの一つであります。
 
(編集責任者 李小明 翻訳 里見)