米、ベラルーシに制裁発動へ 旅客機強制着陸巡り

[ワシントン 28日 ロイター] – 米政府は、今月23日にベラルーシが旅客機を強制着陸させ、反体制派ジャーナリストを逮捕したことを受け、ベラルーシ政府高官を対象とした制裁リストを用意していると明かした。

ホワイトハウスのサキ報道官は、両国の航空会社による互いの領空使用を認める2019年の協定を停止するほか、欧州連合(EU)などと共にルカシェンコ政権の主要メンバーを対象とした「現在進行中の人権侵害や汚職、2020年の選挙不正、5月23日の出来事に関連する」制裁リストを作成しているとした。

サキ氏は声明で、旅客機の強制着陸について信頼できる国際的調査を認めるようルカシェンコ大統領に求めた。

米財務省は、ルカシェンコ政権関係者に制裁を加える権限を強化する大統領令を作成する。また、6月3日にベラルーシの国有企業9社に対する制裁を復活し、米国人による取引を禁止する。

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