今年のブラジル経済成長、「極めて力強い」見通し=経済相

[ブラジリア 1日 ロイター] – ブラジルのゲジス経済相は1日、今年の国内経済は「極めて力強い」成長を示すとの見通しを示した。新型コロナウイルスワクチン接種の加速などにより、第1・四半期の好調を基盤に経済が回復するという。

ブラジル地理統計院(IBGE)が同日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は、前期比、前年同期比ともに予想を上回り、ブラジル経済が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の水準に戻ったことが示された。

ゲジス経済相は下院の教育関連委員会で、コロナ禍前の昨年第1・四半期は経済が2.5%程度拡大していたと推定。「今年第1・四半期の成長率がこれを上回れば、実際ははるかに大きく伸びている可能性がある」と述べた。その上で、第1・四半期の伸び率となった前期比1.2%は通年の数字が好調となることを示唆すると付け加えた。

経済省は声明で、高頻度指標は回復の持続を示しているとしながらも、過去数十年で最悪レベルの干ばつのため電力供給に支障が生じ、最終的により広範囲な経済に影響が出る可能性があると警告した。

また、第1・四半期の強い伸びは政府の慎重な財政政策の表れとし、財政再建、債務再編、市場寄りの改革はブラジルの長期的な成長見通しに不可欠との見解を繰り返した。

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