朝の満員電車は体に大きな負荷を強いる(Photo by YUKI IWAMURA/AFP via Getty Images)
【漢方の見方】

めまいや動悸はなぜ起こる? 漢方が提示する五つの改善法

めまいや立ちくらみ、抜け毛、乾燥肌などの症状にしばしば悩まされている方がいらっしゃるかと思います。特に年齢を重ねていくにつれて、このような症状が顕著に表れてきたと感じることもあるでしょう。そのほかにも、顔色が悪い、肌が荒れやすい、髪や爪が傷みやすいといった症状が現れる場合もあります。実はこれらの症状は、漢方の見方ではすべて同じ原因によるものなのです。

そのような症状を引き起こす体の状態は、漢方では「血虚(けっきょ)」と呼ばれています。漢方では、「気、血、水」を体を支える三本柱として考えており、この中の血とは栄養の状態や血の巡りを指します。その血や栄養が不足している状態こそが「血虚」です。「血虚」の状態は出産を終えたばかりの女性や、高齢者の方にこの状態が多くみられます。体内の血が足りていないため、必要とされている部分に十分な栄養を供給することができず、体に不調をきたしてしまいます。

漢方では血虚に対するいくつかの対処方法があります。一つひとつ見ていきましょう。

▶ 続きを読む
関連記事
疲れやすさ、髪や肌の変化、回復力の低下。中医学の「精」という視点から、健康長寿を支える体の備蓄を守る方法を考えます。
喉の乾きや午後の疲れが気になる白露に。さんま、里芋、豆乳、梨で、秋の乾燥に備えるコンビニ薬膳ランチ
考え事で眠れない、夜中に目が覚める。中医学の視点から、不眠のタイプ別に食養生とツボ押しを紹介します
検査では異常なし。でも疲れ、めまい、不眠が続くなら、中医学でいう「血虚」の視点が手がかりになるかもしれません
白露の朝は、乾燥と胃腸の弱りに注意。かぼちゃ、オクラ、卵を煮込んだ温かいお粥で、秋の体をやさしく整えます