米空母打撃群、定期任務で南シナ海入り=海軍

[台北 15日 ロイター] – 米海軍は15日、原子力空母ロナルド・レーガンが率いる米空母打撃群が、定期的な任務の一環として南シナ海に入ったと発表した。

同海域の大部分で領有権を主張する中国と米国の間では緊張が高まっている。

中国は、南シナ海での米軍の任務が平和と安定の促進に寄与しないとして、たびたび反発。14日にはさまざまな問題を巡り、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の共同声明が中国の内政に甚だしく干渉していると非難した。

米海軍は「南シナ海で、(空母)打撃群は固定・回転翼航空機による飛行活動、海上打撃演習、水上部隊と航空部隊間の調整された戦術訓練を含む海上警備活動を行っている」と説明。「南シナ海での空母の運用は、インド太平洋における米海軍の定期的なプレゼンスを示す任務の一環だ」とした。

空母には、誘導ミサイル巡洋艦シャイローと誘導ミサイル駆逐艦ハルゼーが同行しているという。

中国は近年、人工島や空軍基地の建設などを通じ、南シナ海での軍事的プレゼンスを拡大している。

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