仏、入国緩和措置で中国製ワクチン接種者を除外 中国大使館が報復制裁示唆
フランス当局は最近、ワクチンを接種した入国者に対する緩和措置を発表した。中国製のワクチンは対象外であるため、在仏中国大使館は報復としてフランスに「同等の制裁」を行うと表明した。
同措置では、フランス政府は、感染状況に応じて世界を緑、オレンジ、赤の3つのゾーンに分けており、中国はオレンジゾーンに該当する。 6月9日より、オレンジゾーンからの入国者は、飛行機に搭乗する際に72時間以内に発行されたPCR陰性証明書、または48時間以内に発行された抗原検査(TAG)陰性証明書の提出が義務付けられている。
また、ワクチン接種を受けていない場合は、フランス内務省のホームページで「緊急入国理由書」を記入し、7日間の自主隔離を受けなければならない。
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