ジャック・ヴェルスルート, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons
【未解決ミステリー】先史時代の壁画(二)

先史時代のルーブル美術館 フランス・ラスコーの洞窟壁画

これまで一世紀余りの間に、世界各地で多くの彫刻や洞窟壁画が大量に発見されています。その中でも、前回紹介したスペインのアルタミラ洞窟の洞窟壁画をはじめとする一部の洞窟壁画は、工芸の面および芸術の面から見ると、かなりレベルが高いものがあり、これは先史時代の人類の芸術がかなり発達していたことを証明しています。例えば、フランス南部で発見された1万7千年前の洞窟壁画がそうです。

1940年9月12日、フランス西南部のドルドーニュ地方モンティニャック村のヴェゼール渓谷で、4人の子供たちが犬を連れ野ウサギを追いかけていた際、偶然、子どもたちはある洞窟を見つけました。中に入ってみたところ、洞窟の中は巨大なギャラリーだったのです。

中でも不規則な形をした円形のホールに描かれていた絵は最も素晴らしく、天井には65体の大型動物が描かれ、長さが2メートルから3メートルの野生の馬、野牛、鹿、そして、最長5メートルを超える4頭の巨大な雄牛が描かれて、まさに驚くべき傑作でした。このラスコー洞窟(フランス語:Grotte de Lascaux)の壁画は「先史時代のルーヴル美術館」と呼ばれ、まさに時空を超えた芸術作品です。

▶ 続きを読む
関連記事
栃木県日光東照宮の境内および日光東照宮美術館で、「第4回日本宝樹展(春季)」が開催されている。会期は5月9日から14日までの6日間。日本の伝統文化である盆栽と日光東照宮の荘厳な空間が融合する展示会となっている。11日、会場にはジョージ・グラス駐日米国大使も夫妻で訪れた
黒ごまは心臓や骨、腸の健康を支える栄養が詰まった食材です。古くから長寿の滋養食として親しまれてきた黒ごまの力を紹介します。
糖尿病予防で気をつけたいのは、甘いものだけではありません。ご飯やパン、麺類などの主食も、体内で糖に変わります。毎日の食事バランスを見直すことが、血糖値対策の第一歩
「年を取ると役目を終える」と考えられてきた胸腺。しかし最新研究で、この小さな臓器が寿命や免疫、がん治療の効果に深く関わる可能性が見えてきました。健康寿命を左右する驚きの新常識を解説します。
富士フイルムグループの富士フイルム富山化学は、日本国内で初めて、半月板損傷を対象とした再生医療等製品「セイビスカス®注」の製造販売承認を取得した。