フランス全土で6月27日、地域圏と県の各議会選の第2回投票が実施された。出口調査によると、ルペン党首率いる極右の国民連合(RN)は前回同様、13ある地域圏のうち、一つも勝利を収めることができなかった。来年の大統領選で躍進を狙うルペン党首にとって厳しい結果となった。ル・トゥケの投票所で代表撮影(2021年 ロイター/Ludovic Marin)

仏地方選の決選投票、大統領与党と極右が敗北

[パリ 27日 ロイター] – フランス全土で27日、地域圏と県の各議会選の第2回投票が実施された。出口調査によると、ルペン党首率いる極右の国民連合(RN)は前回同様、13ある地域圏のうち、一つも勝利を収めることができなかった。来年の大統領選で躍進を狙うルペン党首にとって厳しい結果となった。

RNは南部プロバンス・アルプ・コートダジュールで同党にって初の地域圏の勝利を収め、大統領選に向け弾みを付けるとみられていたが、左派と右派の各政党が結束してそれを阻止した。

マクロン大統領の与党、共和国前進(REM)も、どの地域も勝利することが出来なかった。来年の大統領選で再選を目指すマクロン氏にも逆風となる結果だった。

ルペン氏は支持者に対し「現職議員が不自然な同盟を結び、われわれを排除し、われわれが地方政権を率いる力をフランス国民に示すことを妨げたため、どの地方圏でも勝利することはできない」と述べた。

ルペン氏は、移民に対する強硬姿勢や反ユーロのイメージを払拭し、伝統的な右派の票を取り込もうとしたが、同氏の戦略がどの程度成功したかは疑問だ。

有権者の関心は高まらず、投票率は推定35%にとどまった。低い投票率はマクロン氏の与党の地方基盤が弱いことも示している。

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