2020年12月、フィジーのガロア島を襲ったサイクロン「ヤサ」により倒壊した学校の再建のために物資を運搬するオーストラリア国防軍のヘリコプター

太平洋島嶼国の高潮対策に不可欠な早期警告システム

毎年のように壊滅的な人命損失と資産損害を引き起こす高潮は、太平洋島嶼諸国や地域にとって重大な脅威となっている。

国連貿易開発会議(UNCTAD)の発表によると、各太平洋島嶼国と地域の国内総生産の平均2.1%が高潮の影響により損失している。 ニュージーランドのオークランドに本拠を据えるトンキン+テイラー(Tonkin + Taylor)社の水道技師であるバポン・ファクルジン(Bapon Fakhruddin)博士の説明では、政府機関、軍隊、地方自治体の国際協力や計画と組み合わせて早期警戒技術を導入することが人命保護・資産保全における最善策と考えられる。

ファクルジン博士は、高潮がサイクロン(熱帯低気圧)により発生する異常な海面上昇であり、太平洋島嶼国では非常に一般的な現象であるとFORUMに説明し、「太平洋島嶼国ではサイクロンによる人命損失や被害が頻繁に発生しているが、その多くは主に高潮によるものである」と述べている。

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