米超党派議員グループ、FTCに対FB訴訟の継続求める
[ワシントン 2日 ロイター] – 米議員の超党派グループが2日、米連邦取引委員会(FTC)に対し、インターネット交流サイト(SNS)最大手フェイスブック(FB)に対する訴訟を続けるよう求めた。クロブシャー上院議員の声明で判明した。
FTCのカーン新委員長に宛てた書簡の中で、クロブシャー氏とリー上院議員、シシリーニ下院議員とバック下院議員はFTCに対し「FBに対する執行行動を続け、FTCの主張が完全かつ公平に聞き入れられることを確実にするために、法の下であらゆる選択肢を検討する」よう要請した。
クロブシャー、シシリーニ両氏は民主党、残りの2人は共和党の議員で、議会の反トラスト(独占禁止)に関する委員会の主要メンバー。
FTCは昨年12月にFBを提訴。ワシントンの連邦地裁は6月28日にFTCの訴えを棄却したが、FTCは新たに訴状を提出すると予想されている。
連邦地裁の判事は、傘下企業である写真共有アプリのインスタグラムと対話アプリのワッツアップの売却をFBに命じるよう求めたFTCの訴えについて、SNS市場におけるFBの独占的な力をFTCが証明できなかった、などの理由で根拠が不十分だと説明した。
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