ロシュとサノフィの関節リウマチ薬、WHOがコロナ治療使用に推奨
[チューリヒ 6日 ロイター] – 世界保健機関(WHO)は6日、スイスのロシュと仏サノフィの関節リウマチ薬について、副腎皮質ホルモン(コルチコステロイド)と併用する形で新型コロナウイルス患者の治療へ使用することを推奨した。臨床試験で死亡リスクを低下させる効果が判明した点を理由に挙げている。
推奨されたのはロシュの「アクテムラ」とサノフィの「ケブザラ」。WHOの研究グループは、いずれの薬も新型コロナウイルス感染者の炎症に関わる「インターロイキン6(IL6)」という物質を抑える副腎皮質ホルモンと併用することで、重症患者の死亡と人工呼吸器投入の必要性を下げる働きがあると結論付けた。
臨床試験では対象者1万0930人のうち、6449人にアクテムラかケブザラと副腎皮質ホルモンを、4481人には標準的な治療ないし偽薬群を投与。前者の28日以内の死亡リスクは21%、後者は25%で、患者100人当たりでは推奨治療ケースの方が生存者は4人多かった。人工呼吸器装着に至らずに生存できる人も100人当たり7人増えるという。
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