写真は米国務省(ALASTAIR PIKE/AFP/Getty Images)

米国務省、ロシアでの法輪功弾圧に「深い懸念」

米国務省は9日、ロシアの裁判所が8日、現地の法輪功団体への取り締まりを決定したことに、「深く懸念する」との声明を発表した。同省は、ロシア政府に対して、人権と基本的自由を制限する慣行をやめ、法輪功学習者を含むすべての人々の信教の自由を尊重するよう呼びかけた。

声明は、「われわれは、ハカシア地方の法輪功学習者を『過激派』と決めつけ、学習者らの信仰とその平和的な実践を犯罪とするロシア裁判所の決定について、深く懸念している」とし、「ロシア当局は、瞑想、あるいは信仰の書籍の所持など単純な行為に対して、法輪功学習者に嫌がらせ、罰金、そして投獄を行っている」と非難した。

また、「われわれは、ロシア政府に対して、『過激派』という呼称を乱用した人権と基本的自由の制限をやめるよう求める。われわれは、ロシア政府に対して、法輪功学習者やロシア国内の他の宗教的少数派のメンバーを含めて、すべての人々の信仰の自由の権利を尊重するよう引き続き求める」と声明は示した。

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