7月11日、 ハイチのモイーズ大統領の暗殺犯グループが、本来はモイーズ氏の殺害ではなく拉致を意図していたと捜査当局に供述していることが、米紙マイアミ・ヘラルドの報道と、事情に詳しい関係者の話から分かった。写真は暗殺の容疑者ら。ポルトープランスで8日撮影(2021年 ロイター/Estailove St-Val)

ハイチ大統領暗殺犯グループ、拉致が本来の目的と供述

[ポルトープランス 11日 ロイター] – ハイチのモイーズ大統領の暗殺犯グループが、本来はモイーズ氏の殺害ではなく拉致を意図していたと捜査当局に供述していることが、米紙マイアミ・ヘラルドの報道と、事情に詳しい関係者の話から11日に分かった。

捜査当局によると、自宅にいたモイーズ氏を襲撃したのはコロンビア人26人とハイチ系米国人2人のグループ。これまでに19人の容疑者が逮捕されている。

マイアミ・ヘラルドは、容疑者の一部と会話した人物の情報として、このグループはモイーズ氏を拉致した上で大統領府に連れて行こうとしていたと主張している、と伝えた。

一方、ハイチ系米国人2人に近い人物によると、彼らはコロンビア人たちの通訳として雇われ、現場に着いた時にはモイーズ氏は既に死亡していたと捜査当局に説明しているという。

またマイアミ・ヘラルドは、逮捕されたコロンビア人が、マイアミに拠点を置くCTUセキュリティーという企業に雇用されたと述べていることも明らかにした。この企業はベネズエラ移民のアントニオ・エンマニュエル・イントリアゴ・バレラ氏が経営している。

CTUと同氏からコメントは得られていない。

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