武力衝突止まないミャンマー、町や村落の荒廃広がる
[7日 ロイター] – 国軍のクーデターにより、選挙で勝利した文民指導者であるアウン・サン・スー・チー氏が権力の座を追われて5カ月。少数民族の武装グループを20以上も抱えるミャンマーでは、今なお国内各地で武力衝突が相次ぎ、住民を失って荒廃に陥るコミュニティが続出している。
今月2日明け方、村に乗り込んできた軍のトラックに反撃しようとした地元の若者たちがあっという間に蹴散らされた。ロイターの電話取材に応じた6人の住民によれば、数十人が兵士に殺害され、数千人が持てる限りの荷物を抱えて村から逃れたという。
農業中心の村、デパインでの出来事だ。軍政への抵抗勢力を排除するため同村に押しかけた国軍に対し、地元の民兵組織があり合わせの武器で対抗、流血の衝突となった。
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